みなさんこんにちは。カウンセラー佐々木です。
今までに経験したことのない危機と混乱とに満ち溢れた日々を送っています。きっとこれを読んでらっしゃるみなさんもそのように感じてらっしゃるかもしれません。
お子さんのいらっしゃる家庭では、入学式や始業式の案内がすでに来ているのではないでしょうか。その際「児童にマスク着用で出席、布マスクでも構いません」というような文言が添えられていた家庭から、「マスクもないのにどうすれば!?」という声があがっていました。
マスクを手作りしたくても、材料がないという声もよく聞きますが、家の中にあるものがマスクの材料になることはあまり知られていないかもしれません。
まず、マスク本体用の布です。「マスクはガーゼ」という強い信念をお持ちの方が多いと思いますが、ガーゼを太陽光にかざしてみるとわかるように、網目が非常に大きいのです。布生地はたいてい縦糸と横糸で編んでゆくのですが、ガーゼはその網目が大きくざっくりとしています。隙間だらけのガーゼを使うより、もっと目の細かい生地がおすすめです。
つまり、普通の綿生地、それは例えば給食セットを作る時に使用したような生地でOKということです。100円ショップのはぎれコーナーにあるようなものでよいのです。お肌への当たりがソフトなものが良いので、厚い生地よりは薄いものが向いていると思います。ウールなどが入っているものはチクチクしますので、綿100%が良いでしょう。
そして、問題はマスク用のゴム。「マスクにはゴム」と思っている人は手芸洋品店などへゴムを探しにいかれると思いますが、実は「伸縮性に富んだヒモ」であれば十分です。そんなものはどこにあるのかと思われるかもしれませんが、Tシャツやキャミソールなどの生地を1〜2㎝幅くらいに切ったものを強く引っ張ると、細いゴムのようなヒモができることはあまり知られていません。いらなくなった下着を、横方向に切る形で1〜2㎝幅に切ってみてください。この時、生地は綿100%よりもユニクロなどで売っているような、多少ポリエステルなどの入ったものの方がより伸縮性のあるヒモができます。着ている時に「これすごくよく伸びるわ〜」と思っていたものがヒモに最適です。ゴムよりも耳にフィットしてストレスがありません。
材料が調達できれば、あとは2重になるように長方形に折ってヒモを通すところを縫うだけ。立体やプリーツなど難しい形じゃなくていいと思います。鼻からあごまでを覆える大きさがあれば十分です。
お子さんの好きなキャラクターなどで作ってあげるときっと喜んでつけてくれると思います。マスクの形をしていれば十分ですので、「不器用だから」と尻込みせずに作ってみてはいかがでしょうか。
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